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創基120周年・高専創立50周年記念式典及び祝賀会について

chairman

 

母校は本年10月1日、創基120周年・高専創立50周年を迎え、11月18日に記念式典及び祝賀会が恙なく終わりました事を報告致します。

昨年より記念事業募金を行っておりますが、現在までに多くの皆様からご寄付を頂いており、厚く御礼申し上げます。募金活動は本年度末まで継続します。又現在までにご寄付頂いたご芳名の一覧表は大島商船高専HPに掲載されております。

 

尚、祝賀会におきましてテーブルスピーチをさせて頂きました。

その内容は下記の通りです。ご高覧賜れば誠に幸甚に存じます。

 

=記=

本日は 遠路 又 ご多用のところ 記念式典及び祝賀会にご参列 賜りまして

誠にありがとうございます。

同窓会を代表しまして 心から 厚く御礼申し上げます。

私は 昭和39年 東京オリンピックの年に航海科67期生として入学しましたが、あれから53年の年月が経ちました。

当時は大島大橋もなく、大畠と小松を国鉄の連絡船が行き来しておりましたが、午後10時過ぎの最終便の後は孤島の感がありました。

 

母校の誕生から 今日までの 120年を 顧みますと、母校の今あるのは偏に地元の皆様方の学校に対する熱い想いと絶大なご支援の賜物だということです。

学校への熱い想い、それは明治30年に地元有志が「商船学校設立構想」を取り纏めて郡や県に陳情して誕生したことで分かります。

そして 時代の節目に幾度となく 学校の統廃合の危機がありましたが、その都度地元の皆様方の絶大なご支援を頂いて その危機を乗り越えて今日があります。

昭和初期の不況時に政府から 全国公立商船学校11校を5校に統合する検討案が指示された時は大島町の町民大会で存続を決議して勝ち残りました。

又 戦後の教育改革の一環で商船学校の見直しが運輸省の審議会で検討された時は同窓会と地元はあらゆる関係者にお願いして存続を勝ち得ました。

そして 昭和39年の高専昇格運動は地元・同窓会・学校が高専昇格期成会を結成して行い昭和42年に目出度く高専昇格となりました。このように常に地元の皆様方のご支援を頂いて参りました。ここに改めて地元の皆様方に心から感謝申し上げる次第です。

 

母校120年の歴史の中で 一大トピックは 何といっても 昭和60年から63年にかけて 商船・電子機械・情報の3学科制への移行を決断したことだと思います。

学校設立以来88年間に亘って外航海運の商船士官の養成学校でしたが、昭和48年から始まった海運不況が未曾有の大不況となり 全く改善されず、商船学科を縮小して、電子機械工学科・情報工学科を設置して海運及び陸上産業に対応する高専として生まれ変わったのです。そして平成29年の今日まで 各業界に優秀な人材を輩出し 評価を頂いているところであります。

同窓会は これからも母校の存続と発展の為に 一致団結し 地元と共に歩んで参りたいと考えております。引き続き 皆様方のご支援を 賜りますように お願い申し上げ ご挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。

 

同窓会長
N67 酒迎和成