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同窓会 会長 広重康成
航海学科(72期・高専3期)
会員の皆様、おめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
今年は好天に恵まれた暖かい元日となりましたが、皆さんは令和2年の幕開けをいかがお過ごしだったことでしょうか。
年頭にあたり改めて自己紹介をさせて頂きます。私は昨年9月の理事会並びに総会に於きまして前任の酒迎会長から引継ぎました広重康成と申します。昭和49年卒業。生まれは福岡県久留米市。新和海運入社。10年間航海士として乗船、その後2年間東京で陸上勤務。34歳で転職し東海運の外航船舶代理店業務を26年間して定年退職。現在は徒歩7分の市民センターで週3回働いています。
昨年の活動は11月に東京永田町の自由民主党本部901号室に於きまして「5商船高専の練習船更新と教育充実に向けての会」が実施され、周防大島町の椎木町長を旗頭(会長)に水戸奨学後援会長、福田校長、広重の3名が副会長となり、大島丸の新造船建造を陳情して参りました。大島商船は総数15名出席。特に地元京浜小松会の皆さんにはお忙しい中、また急な招集だったにもかかわらず多数快く参加して頂きましたこと、紙面をお借りして感謝申し上げます。おかげさまで新しい大島丸が生まれる確かな心音を聴くことができ、後輩の皆さんへプレゼントできることを大変嬉しく思っています。
さて今年はどのような1年になるのでしょうか。というよりもそもそも同窓会は貴方にとってどのような存在なのでしょうか。
目的「会員相互の連絡並びに親睦を図るとともに学校及び準会員(現役の学生のこと)を後援し海事及び工業技術の発達に資することを目的とする」と同窓会会則第3条に明記されています。本校は今年創基123周年・高専創立53周年を迎えます。電子機械工学科(M科)が誕生して35年目。情報工学科(I科)は32年目。航海科と機関科が商船科(S科)となってこれまた32年目を迎えます。それなのにS科・M科・I科の横の連携は殆どないのが実情です。
今年はS・M・Iの学科意識が少しでも軽減されるように、大島商船ワンチームの意識が定着できることを目指します。
中には同窓会なんて関係ないと思っている人もいることでしょう。でも好むと好まざるとに関わらず、大島商船の同窓生であることは、極めて重要なアイデンティティーなのです。もしも母校が明日廃校となれば私のIDも消え去ります。「大島商船、今はもうないんだろう」と言われることは、お前の出身履歴はフェイクだ。と言われていることと同じです。どうか皆さん、これから続く後輩のためにご協力をお願いします。後輩のために尽くす、これが同窓会です。あなたに期待します。大島商船ワンチームで行きましょう。