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校長挨拶

 

校長挨拶

福田勝哉

 

日頃から本校の運営には絶大なるご協力、ご支援を賜り、教職員一同に成り代わりまして深く御礼申し上げます。

この度、校長に就任致しました福田勝哉です。私は、鹿児島県阿久根市で生まれ育ちました。そこは、周防大島町ともよく似て、漁業と農業の町で、大きなみかんのような「ぼんたん(文旦)」の産地で、日本伝来の地と言われているそうです。阿久根大島という風光明媚な海水浴場やキャンプ場があり、家族とよく遊びにいきました。阿久根小学校・中学校を卒業して、昭和43年(1968年)鹿児島県立鶴丸高等学校に入学することになり、下宿生活を3年間送りました。その高校では、勉強に耐えることを学びました。高校卒業後一年間の浪人後、『神戸商船大学に将来の原子力船の乗組員養成に応えるために、新学科「原子動力学科(定員40名)」を新設する。また、当時進水したばかりの原子力船「むつ」で航海実習を行う予定である』というような内容の新聞記事が、私の目の前に飛び込んできました。それに魅かれて、昭和47年(1972年)神戸商船大学商船学部原子動力学科に第一期生として入学し、学生寮での新生活が始まりました。残念なことに「むつ」は放射線漏れを起こし、航海実習は夢と消え去りました。我々第一期生の担任は、道嶋正美教授で大変お世話になりました。先生は、本校の第四代校長を務められました。これも何かのご縁だと思います。大学卒業後、九州大学大学院で原子力工学を勉強し、昭和54年(1979年)、母校大学の原子動力学科で空きポストがあり、助手となりました。その研究室は、神戸商船大学商船学部機関学科にあった「汽缶学研究室」が前身ですが、新学科設置の際、原子動力学科の構成研究室に移籍されたものです。39年間、ボイラに関する研究のほか、原子炉の工学的安全性に関連する熱流動研究を行ってきました。

校長就任に際し、教職員の皆さんと学生諸君の暖かい歓迎を受けたことは、就任間もない私にとってはこの上もない喜びでした。今後はこれまでの経験を有効に活かし、教職員の理解と協力を得ながら、本校の教育研究のより一層の発展と活性化に向け尽力したいと考えています。

今後とも、本校の発展に相変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。