大島商船同窓会本部からの情報をお知らせ致します。
同窓会の皆様へ
8月23日文部科学省を訪問し、林芳正文部科学大臣に単独面会しました。
大島商船高専同窓会長として、昨年120周年記念式典へのご祝辞の御礼を申し上げました。又、本年6月に全日本船舶職員協会の会長に就任したことを報告し、5校商船系高専からの、3つのお願いをしました。
1、商船学科定員200名を維持してください。(2年前の縮小事案を説明)
2、練習船代替建造を認めてください。(校内練習船は必須です)
3、商船系高専への運営交付金を維持してください。(削減が続けば教育に支障が出ます)
文部科学大臣は耳を傾けて頂き、前向きな会話が出来ました。
ツーショットにも快く応じて頂きました。
同窓会長
酒迎和成
(HPへの掲載許可を頂いております。)
2018年7月31日の日本海事新聞 デイリー版2面 【Close up この人】に
酒迎会長の記事が掲載されました。(PDF形式のファイルとなっています。)
海事新聞記事
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練習船実習生への食料支給の継続を要請します
帆船日本丸・海王丸をはじめ日本国の船員教育に必須である練習船の運航を一元的に管理運営する(独)海技教育機構は、国交省海事局の指導の下、平成31年度から練習船実習生から乗船中の食費を徴収することを関係者との協議を終えて実施の方針であることを(独)海技教育機構から直接説明を受けましたが、全日本船舶職員協会としては到底受け入れることは出来ません。食費徴収という唐突な政策方針に反対します。
平成19年4月に成立した「海洋基本法」の規定に基づき、平成20年に第一回海洋基本計画が策定され、その後5年毎に見直しが行われており、平成30年5月15日に第三回海洋基本計画が閣議決定されました。国交省海事局が発行する海事レポート2018には、海事人材の確保・育成の重要性について「四面環海の我が国おいて、外航海運は輸出入の99.6%、内航海運は国内貨物の約4割、産業基礎物資の約8割の輸送を担っており、海運業は我が国の経済、国民生活に大きな役割を果たしている」又、「国土交通省では、本章に記述する取組 を通じ、海運・造船・海洋開発の各分野について、海洋立国日本の要となる海事人材の確保・育成を強力に推進している」とも述べています。
平成20年以降、官民をあげて船員教育の振興、若年者の海への誘いを実施しています。船員教育・商船教育機関の現場は学生募集に地道な努力を傾注している毎日です。この様な官民の共通認識の中で船員教育・商船教育に必須である練習船実習生の食費徴収という政策変更は理解できないところであります。戦後長きに亘り一貫して実習生は船員法上は船員ではないが、船舶という陸上から隔離された特殊環境の中にある乗組員に準じ、みなし船員として食料は支給されてきた歴史があります。この政策変更は教育現場において、学生募集にも悪影響を及ぼすと憂慮される事態となっています。
全日本船舶職員協会は全国高等専門学校(商船学科)5校の卒業生及び船舶職員・海技者の参加する団体であり、船員教育・商船教育の振興を主たる目的とした一般社団法人であります。(独)海技教育機構(旧航海訓練所)の航海実習訓練のお蔭で一人前の船舶職員として今日があり、感謝しているところです。今後も船員教育は、国策として従来通り練習船乗船中の実習生への食料支給の継続を要請します。
一般社団法人全日本船舶職員協会
会長 酒迎和成
大島商船高専同窓会の皆様へ
全日本船舶職員協会への入会のお願い
拝啓
7月の西日本豪雨で被災された方々には衷心よりお見舞い申し上げます。
さて、私はこの度平成30年6月の全日本船舶職員協会の総会・理事会において代表理事会長に就任しました。どうぞよろしくお願い致します。
私が会長に立候補しましたのは、2年前に5校商船高専の商船学科の総定員を現行の200名から120名に削減する案に反対し、瀬戸際で削減案の撤回に持ち込めた事を契機に、5校同窓会長連絡会を立ち上げて、全船協の改革に関する協議を重ねて来ました。
昨年までの全船協の運営はこの十年間、赤字収支の連続であり、会の生命線である会員も千名を切る危機的な状況でした。この状態を打破すべく、5校同窓会長連絡会の推挙を頂いて会長に立候補した次第です。
全船協の存在意義が希薄となり、その結果会員も激減の一途を辿っているのは、正に全船協が会員に必要とされる活動を発信できていなかったからだと考えています。
今後は、全船協が積極的に、5校商船学科の存続を文科省、国交省、高専機構及び海運業界に訴えて参ります。5校商船学科による外航船舶職員の養成を継続すべきだと考えます。
喫緊の課題は、練習船に乗船中の実習生から食費を徴収する事案があります。
これは、海技教育機構(旧航海訓練所)が財務省の指示の下、海事局の指導を受けて、平成31年度から徴収実施すべく最終検討段階にあります。全船協は断固反対して参ります。
私は会長立候補に際し、無報酬ボランティアで会長職を遂行することを明言しました。
今回の新執行役員(会長、副会長、専務理事)は全員が役員報酬を返納し、赤字収支からの脱却を実現させる決意です。
ここで皆様にお願いがあります。
全船協の会員は減少の一途を辿り今や千名を切る危機的な状況にあります。会の運営は基本財産の運用収益、賃貸収益及び会費収入で運営されていますが、このままでは会の運営に支障を来たす局面となります。皆様におかれましては、どうか海洋立国を支える5校商船高専・商船学科の振興支援活動を行う全船協に力を貸して頂きたく、本会への入会を切にお願い申し上げる次第です。
敬具
大島商船高専同窓会会長 酒迎和成
Giving Campaignへの応援をお願いします!(10月13日更新)
<(更新)開催日時決定> 2025年(令和7年) 京浜小松会 総会/懇親会
鹿児島港寄港独立行政法人海技教育機構 練習船「日本丸」表敬訪船(令和7年5月20日)
大島商船高専同窓会小松会鹿児島支部ゴルフコンペ (令和7年4月25日)